静かなる名辞

pythonとプログラミングのこと


ブログのSearch Consoleでの平均CTRや平均掲載順位が下がるのはオッケー。クリック数と表示回数が大切

はじめに

 当サイトは見て分かる通りの零細プログラミングブログです。大したアクセスを稼いでいないので、ぶっちゃけPVのこととか気にしても仕方ありません。考える暇があったら記事書いた方が良いというやつですね。

 が、実を言うと中の人は割と頻繁にアクセス解析したりSearch Consoleいじったりしています。放っときゃいいのにって? それもそうなんですが、趣味なので・・・

 で、最近の傾向は、Search Consoleの平均CTR(検索に表示されたページがクリックされる確率)と平均掲載順位(検索に表示されたときに平均して何位に出てきたのかという数字)が落ち気味なことです。普通だったらサイトの集客力が落ちていると解釈されて大問題になるところですが、ここ一ヶ月くらいの当ブログのアクセスは絶好調でして、どれくらい絶好調かというと今年に入ってからアクセスがずっと下降傾向だったのが*1、一ヶ月で半年前の水準に戻りました。

 なんで平均掲載順位が落ちてCTRも下がってるのにアクセス増えるんや? と思ってデータを軽く見てみたらけっこう面白い傾向が見えたので書き残しておきます。

 あ、あと、googleの規約上実データは一切出せないし、模擬データのグラフでも描こうかとも思いましたが面倒くさいので、この記事はひたすら言葉だけで説明します。予めご了承ください。

いろんなクエリに低い順位で引っかかるようになった

 ざっと見た感じだとそんな傾向です。具体的に書くと、一日500表示くらいのキーワードの8位とか9位で出てる記事がいくつもありました。この順位だといちおう1ページ目には出ますが、それでたくさんアクセスが集まる訳ではありません。上位の記事に吸い寄せられるからです。でも、一定数のユーザは順位の低い記事も見に来ます。

 正直わりと検索意図に合致していない記事が出ている感も否めないのですが、それでも(タイトルが若干煽り気味だったりするので)入ってくる人はそれなりにいます。500表示で6位以下、CTRが5%なら単純計算で一日25PVになります。このブログで一つの記事が稼ぐPVとしては十分な数字です*2

 ということで、順位とCTRは下がってPVが増えるという状況が成立します。

検索に現れすらしなかった記事が評価されるようになった

 今年に入ってからは新しいドメインの評価が安定していなかったり、忙しくて更新頻度が落ちたりして、割とgoogleの評価が冷たかったので、新しく書いた記事はぜんぜん検索でヒットしてくれないような状況でした。それでもURL移転から半年以上がすぎ、ようやく安定してきたので、その時期に書いた記事がじわじわ検索で上がるようになってきました。

 そういう記事はまだ順位が安定しておらず、割と低めの位置にいます。まあでも、このパターンだと経験的には一年くらいかけて上がるような気がするので、今後に期待です。

上の下というポジションの記事が増えるとこうなる

 上の下というのは、検索1ページ目の下側1/3くらいの領域のことです。

 変な話、30位とかにランクインしてても検索3ページまで見る人はそんなにいない訳で、そもそも表示回数が少ないので、平均掲載順位へのインパクトはあまりない訳です。でも、1ページ目の下の方に出るようになると統計上は「表示」されるし、実際にはほとんどクリックされないのでCTRと平均掲載順位の指標は下がり気味になる可能性があります(元がある程度高ければの話。このブログは特定のキーワードで上位に出てPVを集めるという記事をいくつか抱えているので、そういう傾向になってしまいました)。

 もっと変な話すると、このロジックで行くと平均CTRだけ考えるなら10位より11位の方が有利です。で、google先生はおそらくCTRからフィードバックをかけて検索順位を調整していると思うので、もしかすると彼らのアルゴリズム次第では

  1. 2ページ目上位で有利に表示されていた記事の評価が上がって1ページ目下位に移動する
  2. 1ページ目では表示回数の割にクリックされないのでしばらくして評価が下がりまた2ページ目へ
  3. 以下ループ

 というパターンもあり得るかもしれません(さすがにある程度の補正はしてそうですが)。なんとなく10位くらいを基準にフラフラしてる記事とクエリの組み合わせがいくつかあるので、可能性としてはそれなりにありえる気がします。

クリック数と表示回数の絶対数は重要

 話がそれました。けっきょく何が言いたいのかというと、まず

  • 平均CTRと平均掲載順位はあまり気にしても仕方ない

 ということです。というか、単純なこれの上下に一喜一憂する必要はないと思います。

 どちらかといえば重視するべきなのは、

  • 表示回数
  • クリック数

 です。要は絶対的な検索流入(≒PV)だけ見ろってことです。位置はともかく表示されるようになればたぶんgoogle先生はサイトの評価を上げているし、それに伴って検索流入が拡大すれば悪いことはないのです。

 この逆パターン(PV減、平均掲載順位と平均CTR改善)があるのかどうかはわかりませんが、もしあったら要注意な感じです。

まとめ

 なんかとりとめのない感じになりましたが、考察してみました。

*1:独自ドメイン化したりいろいろやっちゃったせいだと思います。やむを得ない

*2:そんな美味しいのたくさんはないけど