静かなる名辞

pythonとプログラミングのこと


2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

オブジェクト指向の教育にPythonが向いていると思うこれだけの理由

はじめに オブジェクト指向は今となっては常識である。 常識であるがゆえに、いかに初心者にわかりやすく教えるかが課題になる。 世の中でオブジェクト指向の「教材」として使われている言語は、 Java Ruby の二択くらいだと思う。が、あえて僕はPythonを推…

共有渡しと参照の値渡しと

はじめに 関数やメソッドに引数を渡す方法は、一般的には 値渡し 参照渡し の2通りがあると認知されている。 ところで、『参照の値渡し』という言葉も(ほぼ日本語Web圏限定で)存在する。これは「いわゆる『参照渡し』は参照自体を書き換えるんじゃなくて、…

【python】immutableなオブジェクトは1つしか存在しないという迷信

たまに誤解している人がいるので、書いておく。 pythonのオブジェクトにはimmutableという概念がある。これはオブジェクトが変更不可能であるということを示す。intやstr, tupleなどが代表的なimmutableなオブジェクトである。 オブジェクトがimmutableであ…

GridSearchCV『の』パラメータ・チューニング 高速化中心に

はじめに 機械学習でパラメータ・チューニングをしたい場合、グリッドサーチを行うのが定石とされています。sklearnではグリッドサーチはGridSearchCVで行うことができます。sklearn.model_selection.GridSearchCV — scikit-learn 0.21.2 documentation それ…

【python】sklearnのVarianceThresholdを試してみる

はじめに VarianceThresholdは名前の通り、分散がしきい値以下の特徴量を捨てます。sklearn.feature_selection.VarianceThreshold — scikit-learn 0.20.2 documentation これといってすごいところはありませんが、気楽に使えそうなので試してみました。 目次…

sklearnのLabelEncoderとOneHotEncoderの使い方

* はじめに sklearnのLabelEncoderとOneHotEncoderは、カテゴリデータを取り扱うときに大活躍します。シチュエーションとしては、 - なんかぐちゃぐちゃとカテゴリデータがある特徴量をとにかくなんとかしてしまいたい - 教師ラベルがカテゴリデータなので数…

【python】反転させて先頭n個取るスライス

タイトルの通りのものが必要になりました。一体どう書くのでしょう? とりあえず反転させる >>> lst = list(range(20)) >>> lst[::-1] [19, 18, 17, 16, 15, 14, 13, 12, 11, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 0] ま、これは常識(python廃人の皆さんには)。…

【python】べき乗とべき根の計算

べき乗はxのn乗、べき根はxのn乗根です。では、pythonではどう書くのでしょうか。 2乗とかsqrtくらいはわかっても、n乗根あたりになるとすぐ出てこないという人も多いのでは? そこで、説明を書きます。

python環境構築まとめ

pythonの環境構築に悩む人たちのために、環境構築についてまとめておきます。

【python】listをforループで回してremoveしたら思い通りにならない

forループでループ対象のリストから要素を除去してしまったりすると、まったく想定と違った結果になってしまうことがあります。pythonプログラミングを始めたばかりの人がよくハマるネタです。